【数学】若き数学者 ガロアの天才エピソード|数学の豆知識

プロフィール

フランスの数学者であるエヴァリスト・ガロア(1811~1832)はわずか20歳でこの世を去ってしまいましたが、その間に数々の偉業を成し遂げてきました。

特に彼が見つけたガロア理論は当時の数学界における革命的な理論となっており、群論・体論と呼ばれる2つの異なる分野を結びつけることで5次以上の方程式の(代数的な)解の公式が存在しないことを証明するきっかけを作りました!

この理論は彼の死後から200年ほど経った今でも重要な概念となっています。

ガロアの人生 ~幼少期・学生時代~

ガロアはフランスのごく普通な家庭で生まれ、12歳までは母親のもとで教育を受けていました。

その後学生になったガロアはこの時点で論文を出せるほどの才能を持っていましたが、周りの環境に恵まれなかったためトラブルが絶えませんでした。

時には教授の言うことに納得できずに黒板消しを投げつけたこともあったそうです!

ガロアの人生 ~政治活動・逮捕~

元々ガロアは政治に関心を持っていましたが、せっかく作った論文を学会の人に紛失されるなど理不尽なことが積み重なったことで、政治的思想が過激なものになってしまいました。

そしてある日、政治活動の一環でナイフを持ってパリ市内を行進していたところを警察官に見つかり、ガロアは逮捕されてしまいます。

ガロアの人生 ~最期~

その後無事ガロアは出所できましたが、20歳のときに恋愛関係で決闘をすることになります。

彼はその決闘に敗れることを予期し、決闘の前日に自分の数学のアイデアをまとめた手紙を残しておきました。

そして決闘当日、予想通り彼は敗れて20年という短い生涯に幕を下ろしました。

まとめ

ガロアは20年という短さではありましたが、かなり波瀾万丈な人生を送っていることが分かってくれたと思います。

彼の天才的なエピソードを聞くと、もしもっと長生きしてくれていたら数学はさらに発展していたのになぁと思ってしまいます。

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