英検の大問2は「急いで解く」問題です
英検リーディングは、
- 大問1:語彙
- 大問2:空所補充
- 大問3:長文読解
という構成になっています。
この中で、大問2は比較的取りやすい一方、時間を使いすぎてしまう受験生が多いパートです。
その原因の多くは、
「一度、全文を読んでから解こう」
という読み方にあります。
しかし、大問2は内容理解を深く問う問題ではありません。
求められているのは、もっと別の力です。
大問2の本質:問われているのは「論理の流れ」
大問2で空欄に入るのは、多くの場合、
- however
- therefore
- for example
- in other words
- on the other hand
といった、**話の流れを示す語(ディスコースマーカー)**です。
つまりこの問題は、
「この空欄の前後の文は、
どんな関係でつながっているか」
を判断できるかどうかを見ています。
内容を細かく理解できるかどうかよりも、
文と文の“関係性”をつかめるかがポイントになります。
正しい解き方:空所の「前後」だけを見る
大問2を速く、正確に解くためにやることは、実はとてもシンプルです。
- 空所の前の文を見る
- 空所の後の文を見る
- 2つの文の関係を考える
全文を読む必要はありません。
たとえば、次のような文です。
The company claims to value transparency.
_____, important decisions are often made behind closed doors.
この2文だけを見ると、
- 前:透明性を重視していると「主張」
- 後:実際には密室で決定が行われている
→ 主張と現実が食い違っている
→ 逆接の関係
という判断ができます。
この時点で、選ぶべき語はほぼ1つに絞られます。
「全文を読まない」ことは、手抜きではありません
「全部読まないと不安」という気持ちは自然ですが、
大問2に関しては、全文を読むことがむしろ遠回りになることがあります。
- 短い文章を何度も読み直す
- 内容に引きずられて選択肢で迷う
- 時間を使いすぎる
こうしたことが起こりやすくなるからです。
一方で、
- 空所前後に集中する
- 論理関係だけを見る
という読み方をすれば、
短時間で安定して正解を出せるようになります。
大問3・ライティングに時間を残すために
英検では、
- 大問3(長文)
- ライティング
の配点が高く、差がつきやすいパートです。
大問2を必要以上に丁寧に読みすぎると、
本来力を発揮すべきところで時間が足りなくなってしまいます。
だからこそ、
大問2は
「速く・正確に・機械的に」
処理する意識が重要です。
次にやるべきこと
この解き方を身につけたら、次のステップは2つあります。
- よく出るディスコースマーカーを整理する
- 実際の問題で使えるか確認する
これらについては、以下の記事で詳しく扱っています。
- ディスコースマーカー一覧(英検頻出・間違いやすい整理)
- ディスコースマーカークイズ(2級・準1級対応)
「考え方 → 整理 → 演習」という流れで取り組むことで、
大問2は安定した得点源になります。

